2010年4月3日土曜日

GTX480/470登場

数日前、GTX480/470の正式発表があって、ベンチマーク結果なんかも出始めている。
GTX480は、ゲームの性能に関しては、概ね、AMDの1GPUよりいいみたい。

なんか、でも、気づけばAMDのGPUって2.72FLOPS(SP)で、Nvidiaの倍以上あるんだよな。いくら、ピーク性能にすぎないっていっても、倍以上違うのに、ゲームの性能では逆転するもんなんだな。

だとすると、なにが効いているんだろう?3Dの描画のことはよく知らないからなあ…。3Dグラフィクス表示のための特有の固定機能の違いなのか、それとも、汎用的な作りが実行性能を高めるなんてことが起きているのか?キャッシュって効いている?なにがボトルネックになっているかわからないから、なんともいえないか。すくなくとも、ゲームに関する実行性能は、Fermiのほうがよいと。

でも、AMDのGPUでも、うまくはまっちゃう計算って、GPGPUならありそう。

ゲームユーザーは、きっとGPGPU性能なんか望んでいない。今のところなんの足しにもなっていないから。 ゲーム内の物理演算には必要なんてことはあるんだろうけど、まだそこまではやってないみたいだし。最近はAMDのほうが旗色が良いのは、そういうことなんだろう。

一方、GPGPUユーザーは、どう思っているんだろう?確かに倍精度性能とか、ECC対応なんかは、非常に望ましいんだけど、単精度でこれほどの性能差で、いろいろ消費電力とか無理があって、どう思っているんだろう?

個人的には、数倍のハード性能よりも、やっぱりGPGPUのプログラムの開発環境やサポート具合がしっかりしていることが重要だから、やっぱりまだNvidiaというか、CUDAだな。だけど、もし、OpenCLが、どのGPUでも簡単に動いて、簡単に比較できるようになって、AMDのほうが倍以上性能が出て、消費電力も小さいとなったら、もう、わかんないな。とりあえず、1年くらいは様子見かな。

さてさて、GPUの汎用化が吉と出るか凶と出るか、じっくりとみさせていただきますよ~。