2008年4月27日日曜日

Cellの供給先

先日、これ意味あんの~なんていってた、Cellのアクセラレーターボードは倍精度強化型らしい。へー、しかもよく見れば、メモリが4GBもある。そういう目で見ると、そこまでむちゃくちゃ高くもないかも。それでも商売的には、どうなんだろうとは思うけど。たぶん、IBMのCellサーバーを買う前に、Cellを試すような人が買うんだろうなこれ。だから値段とかどーでもいい人がターゲットで、売るほうもあんまり商売する気もないのかも。

Cellみたいな目新しく、性能は高く、でも変態仕様なものって、どこに売り込んでいくかは予想外で難しいだろうなあ。結局は、安定して供給口のあるゲーム機とか、性能がほしくて、かつ変態が多い?科学技術分野とかがあってるんだろうな。やっぱり一般に浸透させるには、使いやすさと信頼性がないとなあ。一般の使用で高性能がないとやっていけないなんてところは、普通ないからなあ。逆に、世間を一変させるような、一般の使用で必需品となるようなアプリや用途を考えついて、それを簡単に導入できるようにできたら、革命が起きるんだろうけどなあ。まあ、簡単な導入ってのはだんだんできてもいいかも。それを引っ張り込む、キラーアプリがあればなあ…。

Cell OpenCVできた!

やっとでけた。単にCVCELLにパスが通っていなかっただけという…、うう、情けない俺。

実行してみると、確かに速い。さらに、opencv-demoみたいなディレクトリの下に、サンプルの実行コードとおんなじで拡張子が.exeものがあって、これはもっと速い。顔認証なんか2SPEで大体フレームレート近くまで処理が追いついてる。なんか特別な最適化をかけているんだろうか?一つのSPEでかなりの処理ができるから、6種類の画像処理を同時実行なんてこともできなくもない。夢が広がるな~。

2008年4月16日水曜日

OpenCV × Cell

OpenCVというのは画像処理のライブラリだそう。最近Cell用に最適化したライブラリをFixtarsさんがこうかいしているので、PS3でこれを試している。USBカメラも簡単につなげて、出力させるコードも簡単。顔認識とかできて面白い。でも、インストールのチュートリアルのとおりにやってもなぜかうまくインストールできない。適当にいろいろ入れると動くけど、なぜかSPEが使えてないみたい。意味ね~。

SDKが3.0だからだめなんかいな?

2008年4月6日日曜日

cellさん、粘りっす

cellのボードがでるようだが…。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080404/150006/

約100万。いまさらこんなの出して意味あるんだろうか。200Gflopsで100万。8800gtは500Gflopsで3万。ふーむ。

ところで、larrabeeは2009~2010らしい。まだすぐには手に入りそうにないのね。しかも、はじめは環境も性能もそこそこのテスト版だと思うから、本格的に使えるのが出そろうのは早くても2010年ってとこか。あと2年もなにもしないで待っているわけもないので、ここはやはりCellで精いっぱいやってみるのがいいかな。

最後はIntelが持ってくにしても、このタイミングならCellは結構粘るかもしれないと思い始めてきた。やっぱり開拓者というのは、偉大なんだよ。

2008年4月5日土曜日

意識

神経細胞のシミュレーションをやってるのは、それで少しでも自分のこと、意識のことに近づけるだろうという思いがあるからだ。しかし、一般的に、脳のしくみがわかっても、意識というのは次元が異なる話であって、結局わからないんじゃないかという見方があるように思う。

自分は、意識はわからないはいいきれないじゃないか、やってみたら意外とできるってことは、よくある話だと、楽観的に考えている。ただ、脳のことがわかったからといって、意識がわかるということにはならないというのは、同じ思いだ。自分が思うのは、脳のことがわかれば、意識を明らかにする糸口となるんじゃないかということだ。

脳は、神経細胞一つ一つの活動が集まって、結果として情報処理を行っている。一つ一つの神経細胞はあくまで、一つ一つで勝手に役目を果たしているだけで、一つの神経細胞は全体を把握しているわけではない。しかし、人の意識というのは、連続した情報や複数の感覚をまとめて感じることができるもので、不連続な、個々の神経細胞がそれを担っているというのは、どうも考えにくい。だから、意識のような働きを可能にするなにかしらの仕組みは、神経回路網とは別にあるのかもしれないと思う。

意識は、神経細胞の活動のただの影のようなもので、情報処理してるかはわからないという考え方もある。自分は、意識の働きは、情報処理に使われていると信じている。なぜなら、意識があると自分自身は自覚していて、それを物理的に表現できるからだ。もしただの影だったならば、情報処理に影響することはなく、意識に関する情報は、物理的に表現することができない。このことから、意識は神経細胞の活動に影響を与えているとことがわかる。こういいきってしまうのは、ちょっと大それていて怖いが、そう考えざるを得ない。人間が外部に表現するには神経細胞の活動がなくしてはあり得ないはずだからだ。

この考えは、あくまで自身にとってしか、有効ではない。他人が意識を持つことを表現することは、本当に意識によるということは、確認できないからだ。

もし、上記の考えの通り、意識と神経回路網が何らかの情報処理のためのやりとりをしているとすれば、神経回路網だけ完璧に使ったとしても、ちゃんと動作しないことになる。そのとき、意識への糸口が見えてくるんではないだろうか。