2008年7月2日水曜日

GT200とRV770

最近、GT200対RV770というGPU戦争が激化していて、興味津々でみている。
自分はCUDAしかできないので、NVIDIAに頑張ってほしいのだが、GT200のダイの肥大化や消費電力のひどさは、なんかやばいんじゃないかと心配している。

このGT200とRV770の戦いにどっちが優れているかという、大胆なタイトルの記事があった。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2008/0702/kaigai451.htm

結局、どっちがいいとはいってないんだけど、最終的な結論として、NvidiaはGPU専門で、AMDはCPUもやってるという立場の違いが出ているといっている。正しいのか知らないけど、たぶんそうだんだろうと思う。

でも、最終的な市場の決断というのは、企業の立場で決まるのではなく、それがユーザーが望むようないいものかどうかで決まる。果たして、GPUだけでやっていく傾向のGPUと、CPUとGPUを組み合わせる傾向のGPUというのはどっちがよいものなんだろうか?

PCがCPUを必ず搭載する以上、そのリソースをうまく使える、CPU+GPUをやったほうが効率はいいはずだ。AMDの方がまっとうでスマートな作戦とみえる。一方、Nvidiaはいかにも無理してCPUっぽさを取り込んで、肥大化してるような気がして、消費電力の悪さもその結果のようにみえる。

しかし、NvidiaがやっているGPUにより汎用性を持たせる方向は、これまでにないプロセッサを作るようなもので、なにか新しい可能性を広げているような気がする。数千のスレッドがそれぞれ、汎用性の高い演算を行えるというのは、これまでになかなかないんじゃないだろうか。用途が思い浮かばないけど。

Cellは、アグレッシブなアーキテクチャで高い演算性を叩き出し、科学技術系の演算に、それなりに取り入れられている。賭けに勝ったと言えるかどうかまだわからないが。GT200もそんな賭けを吹っかけているようなもんの気がする。だとすれば、勝負はCUDAしだいなんだろう。がんばれNVIDIA!

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