2010年1月29日金曜日

なんだかよくわからんが、とにかくすごい自信だ!

GPGPU系のあつまりがありましたと。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20100129_345703.html

そんで、とても印象に残ったのがこのスライド。
http://pc.watch.impress.co.jp/img/pcw/docs/345/703/html/ph10.jpg.html

すげー。開発費がなんという右肩上がり。これは、でもそろそろ抑えないと破綻するんじゃまいか…。破壊的イノベーションの破壊される側のようだ。肥大化したハリウッドとかゲーム産業の末期のようだ。

なんでこんなに強気というか、HPCを信じられるんだろう、社長。これまでいくつもの会社がつぶれてきたのを知ったうえで、俺らは違うんだよ?という のは、なんだかよくわからんがすごい自信だw

ひとつの根拠は、ゲームに乗っかっている限り大丈夫ということなんだろうな。 だから、問題はそのゲームに乗るという方法が、これからどうなっていくかというところか。

結局、こうなってくると、HPCの方向性は、ゲーマーの手にかかっているともいえなくもないのか!

別にゲーマーの人を悪く言うつもりは全然ないが、なんかNvidiaにうまいこと使われているような気が…。まあ、どっちも満足できるwin-win状態だからこそ、市場で生き残れるんだから、余計なおせっかいというものだ> 俺

いつか奇跡が起きて、ゲーム向けの収益をGPGPUの収益が逆転するなんてことはあるんだろうか?ひょっとして、そういう秘策がなんかあるんだろうか?社長に聞いてみたいな。

2010年1月21日木曜日

つれづれ石

最近特にモバイルコンピューティングの話が盛り上がってきて、一方、Fermiがそろそろ出るという話だ。その先の流れはどうなっていくのかなあと、ずっともやもやしてる。

モバイル向けに、CPUとGPUは同一ダイで統合されていかざるをえない。モバイルじゃどうせ、重い計算のあてが当面ないし、GPUは適当につんで置けばよくて、必要な場合はクラウドコンピューティングにやってもらえばいい。どうせネットでつながっているんだから。

そうか、モバイル化がすすむということは、その分重い計算をサーバーにオフロードする機会が増えるということで、結果、クラウド需要が伸びることにつながるのかもしれない。要するに、モバイルコンピューティングと、クラウドコンピューティングの2極化が進むことになるのかもしれない。そうやって、クラウド需要が伸びれば、サーバー用のチップの需要ものびて、そっちでハイエンドGPUの需要が出てくるのかも。だから、デスクトップGPUは、別に死なないのかも。なんか、前に他の誰かがいってたことと同じ結論のような…。まあいいか。

だとすると、ハイエンドGPUの縮小版をモバイルに展開するというのは、開発コスト的に有利でよいのかもしれない。でも、モバイルとサーバーって状況が違うから、それぞれに特化させたほうがいいような気もするな。まあそれはいいとして、それより問題なのは、やっぱりCPUだな。GPUをモバイル、ハイエンドで開発するのにあわせて、CPUまで開発しないといけなくなるのは、本当に大変だろうな。

そうすると、結局、Tegra見たいな、適当な低消費CPUと組み合わせていくっていうのが、モバイルでは正解なのかな。一方、ハイエンドGPUのほうは、とにかくぶっこめるだけぶっこんで、300Wとかやればいいのかもしれない。そのかわり、サーバーで使えるように、高信頼性、汎用性がいると。

なんか、そうやって考えると、Nvidiaの今の方針って、完璧な気がするなあ。でも、Fermiのことで世間ではすごい叩かれようだけれどもw

ここで思ったのが、ひょっとしたら、モバイルコ化、クラウド化っていうのは、一見、個人の計算リソースを貧弱にするような気がするけど、実は逆で、誰でもハイエンドの計算リソースにアクセスする機会を作りだして、本当にHPCが個人の使用に降りてくる新しい世界を作り出すのかもしれない。

みんな、ネットブックとかタブレットなのに、画面はSLIマシンよりもリッチなゲームがでているような世界。

そうか、だとすれば注目するのは、モバイルPCの成長に加えて、クラウド型のサービスの成長なのかも。Chrome OSみたいなやつ。

クラウドって言葉はなんか胡散臭いと思っていたけど、なんだかんだで需要があがって、実用的な存在になっちゃうのかも。

この2極化の流れは、これから両方向で極端なところまでいくだろう。モバイルはより省電力で、通信性能に特化して、演算はサーバーにオフロードする方向。サーバーは多数のユーザーからの演算を請け負うのに特化した性能。

まあ、どっかでローカルで重い処理が必要なアプリが発明されたとき、ゆり戻しがくるかもしれないが。

2010年1月1日金曜日

富野監督を超えろ!

あけましておめでとうございます!

昨年の終わりくらいから、来年はどうして行こうかというのが、いまいち自分でつかめず、いろいろ決心しては、心がおれたりしながら、うろうろしていていいモンを見つけた。

http://www.4gamer.net/games/103/G010304/20091221034/

また、富野監督のもんすごいぶっちゃけはっぱかけトーク。

いろいろためになることがあるんだけど、一番、今の自分にとって重要だと思ったのは、常に自分で考えて行かなければならないこと。

あと、わかっていたつもりだが、あらためて重要だと思ったのが、そもそもの部分からやっていかねばならないこと。あたりまえのところでも、そもそも本当なのか、なぜなのか、考えても無駄に思えてもまた繰り返して考えるくらいのことが実は非常に重要だということを、久しぶりに思い出した。

でも、多分、実はこれだけではまだなにかが足りていない。それは、多分全く違う方向、ジャンルのもの。それがなんなのかは、まだよくわからない。それを見つけなければ、富野監督は超えられん!