2009年10月12日月曜日

あるチャネルたんぱくの話

ある神経科学の本をよんでいたところ、余談としてこんな話が載っていた。


あるお医者さんが科学者に転身して、あるチャネルたんぱくを研究し始めた。はじめは、特に役に立つとも思えなかったようだが、自分がとにかく面白いからやったんだと。

そのたんぱくの機能を調べるには、どうしても3次元構造をみる必要があると感じて、電気生理の職を辞めて、たんぱくの生化学者とX線結晶学者として新しい職を始めたらしい。

まわりにはばかだといわれたそうだが、そんなことはどうでもよかったそうで、とにかく楽しくて、やり続けて、その結果偉い結果を得たんだそうだ。


果たして、自分はこんなことができるだろうか?ある程度積み上げたものを全部ひっくり返して、進んでいく勇気。というか、そんなものをかすめさせる、貪欲な興味。

意外と遠回りそうでそうじゃないと気付かない心理的な障壁が、一番の問題なのだろう。自分を省みて、決めつけている壁をみてけることと、そもそも本当になにがわかりたいのかということを、突き詰めるべきなんだろうと思う。あとは、自分が面白いと思うことを突き進むだけのことか。

まあ、こういう方法を知っても意味ないんだろな。自分がそういう人じゃないとできないんだろう。 自分には自分の道がきっとあるんだろう。

0 件のコメント: