2007年12月18日火曜日

マルチコア用自動最適化コンパイラ

「マルチコア用自動最適化コンパイラなんて絶対できない」

あるコンピュータアーキテクトとお話していたときに、その人は苦笑まじりでそういっていた。

私はコンパイラの開発なんて全然やったことないし、やりかたもわからない。だからか、そこそこの実行性能でいいいなら(手動と比べたときの費用対効果で妥協できる程度)、できるんじゃないかと思ってしまうが、そうでもないのかなあ。

いまはマルチコアCPUの群雄割拠で、どんなアーキテクチャを前提にコンパイラを作るかの方向性が多すぎるからというのが原因のひとつであると思う。どれか有力なアーキテクチャが生き残って、それをみんなが使うようになれば、コモディティ化の恩恵のようなものが、コンパイラを生んでくれるんじゃないだろうかとのほほんと思ってしまう。逆に、自動コンパイラが可能なアーキテクチャというものが必要とされるのかもしれない。それはLSを持つCellのようなアーキとか、スタックメモリが実現されたCPUのような、スケーラビリティがだせる、新しいものだと妄想している。

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