2008年3月31日月曜日

信頼性

これから、自動車に半導体がどんどん入っていくらしいが、そこでの問題は信頼性らしい。ロボットでも乗物でも、信頼性が非常に大事だという。まあそりゃそうだ。多彩な機能の前に、まず安全に主たる目的を果たせなきゃならない。

脳型の処理系というのは果たして、高い信頼性を実現するものとなりうるんだろうか?並列に素子が処理するので、故障に強いという意味では信頼性があるとみることはできる。しかし、人間の犯す間違いの頻度を考えると、どうも信頼性が高まるとは思えない。しかし、人間だからこそ、この程度の間違いなのであるという、そもそも人間が扱う問題が難しい性だというのもあり得る。


人間がやったことで、高い信頼性を実証できていることってあるだろうか?種が続いていることとか?国が栄えていることとか?

2008年3月25日火曜日

テラ2万円なり

ふとHDDの価格のニュースをみると、1TBが2万円ほどで買えるようになってるじゃないですか!

すげー。知らぬ間にどんどんすすむ大容量化。もうさすがにお腹いっぱい、ちょっとまって感がでてくると思う。と思ったがそうでもないかな?
音楽データを無圧縮で、一枚700MBとして、1000枚で700GB。普通そんなにCD持ってねーよ。でも、BDが50GBととして、20枚で1TBか。うーん、BDのバックアップ取っておくとかなら、まだ足りないかな。10TBで200枚のバックアップなら十分かな、なんとなく。

これから20年かけて、600TBくらいまでは容量あがるみたい。3次元映像の記録するのかな?自分のDNA情報でも記録するのかな?

2008年3月21日金曜日

分子動力学

今日は分子動力学をやっている人とたまたまお話をする機会があった。自分はちっとも触れたことのない分野だ。天体物理も分子動力学も多体問題といえるが、固体の分子動力学は原子の座標がほぼ固定なので、分散計算が非常にやりやすいらしい。へー。

世の中、どういう計算がどういう計算機に向いているかというのは、簡単にわからなそうでわからない。結局その分野の人しかわからない。しかし、例えばCellとかGPUをいじっている人なんて本当のマニアしかいないから、結局、人づてに「あれいいらしいよ」みたいな口コミとかコラボレーションなんかしないと、考えるきっかけもなく普及してかない。 プログラムできるだけではだめ。専門領域が得意なだけでも駄目。結局、巡り合わせ、運みたいなもんだな。

だから、本当は世の中シミュレーションネタってきっといっぱいあるだよなあと思う。別に必要な人が勝手に使ってくれればいいんだけどさ。なんかもったいないよね〜。

2008年3月19日水曜日

脳型の知性

感覚器からの信号->信号の特徴抽出->特徴抽出された信号の分類、意味付け

この各段階を実現する方法は結構提案されている。あとは、

->価値判断->行動選択

とつながればいい。行動選択はよくわからないが、価値判断はあると思う。


今まで気づかなかったが、もう脳型の知性を実現するピースはそろっているといってよくないか?なにが知性なのかとか難しいが、脳っぽい判断を下すとすれば、この一連の流れで十分できるんじゃないだろうか。

今日いろんな人の話を聞いて、ふと興奮した。

復活×2

なんとBlame!が復活するらしい!いまだに本当か信じがたい。一回限定だろうか。
さらにさらに、My Bloody Valentaineが復活するらしい!しかもFuji Rockにくるらしい。行きたいよー。

今まで結構いろんな再結成や復活があって、よかったためしがない。全盛期のクオリティーを望むほうが無理ってもんか。だから、最近はそういうのには期待しないことにしていた。しかし、この2つは期待するなっていうほうが無理だ。

今年の夏は、Blameを読みながら、マイブラを聞けるかな〜?

年度末プログラム大掃除

昨年、VCでリアルタイムなGUI表示のプログラムを作って、バグりまくり放置年越し。
今度、そのプログラムで実演をすることになったので、おお焦り。よーし、これを機に、新年度までに、プログラムにはきれいな体になってもらって、マイグラジュエイションだ!

プログラムを見直した。ひどい…。ひどすぎる…。orz

警告でまくり放置。メモリ解放しないで放置。使わない無駄に定義され、放置される変数たち。気の向くままに適当につくられ、つかわれない関数さん。意味不明の異形のコメントアウト群。

ここまでくるともはや、スカトロメタルといってもいい。これで一応動くからVCは偉い。

自画自惨している場合では無い。手を入れ始める。溜りまくった垢が面白いようにとれる。しかし、とってもとってもとりきれず、なかなか底が見えない。なんて奥が深いんだ!

しかし、さっきようやく見通しがたった。スレッドを無駄につかっていたのが、一番でかいうんこだったようだ。これをズキューンとお掃除すると、新品の水洗トイレの流れるお水のように、淀みなくプログラムは実行でけた。

これで気持ちよく巣立っていける。来年度はCellたんとVCたんとなかよくがんばろう!

2008年3月18日火曜日

Intelのターン

neharem 、larrabeeとIntelの猛攻がついに始まったぜよ。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0803/18/news030.html

neharemでCellとコア数は同等になった。larrabeeで越える。Intelはこの他にも、ctとか高速ケーブルとかじわじわと、HPCの地固めをしている。ハードだけじゃなく、ソフト、構築環境なんかを先に手をつけておくところは、さすが。STI連合やNVIDIAは手をつけてない(つけられない?)重要なところを押さえている。

HPC需要は大抵、大学や研究所だろう。業績あげないと生き残れない世界だから、HPCは手段として使えないとだめ。使いこなすことが目的ではない。そんなところに、「そこそこ安価で、そこそこ性能でて、使いやすさ、導入のしやすさは最高」っていうのと、「すごく安くて、すごい性能で、でもかなり使いにくい」っていうのがきたら、前者を選ぶ場合が多いと思う。性能が何十倍もちがわないかぎり。

もうIntelできまってしまうんじゃなかろうか。Intelに対抗できる強みが他の勢力にひとつでもあるだろうか?

2008年3月17日月曜日

規定課題予選

cell speed challenge 2008の規定課題の予選の結果がでた。

今回、あまり差がつかなくてどうすんだろなんて、外野の声があったけど、いやはや蓋を開ければ、トップばかっぱや。まさに桁違いの結果。自分は参加してないから、課題をはっきり把握してないけど、こんな差がつくもんか?トップの人に秘訣を是非教わりたい。

なにが大差を生んでんだろう。そもそものアルゴリズムか、データ転送か、計算の最適化か。どうもアルゴリズムじゃないかという気がするな、この激しい差は。

決勝ラウンドも楽しみ。

2008年3月11日火曜日

NVIDIAカンファレンス

NVIDIAのカンファレンスいってきたぜよ。東大初めてで面白かった~。

カークの講演は、はっきり言って知ってることばっかでつまんねかった。次のGPUの話とかあるかなと思ったけれど、何もなし。

面白かったのは天体の多体問題の話。実際のいろんな苦労話や裏側が聞けて楽しかった。GPUについての印象は、自分と驚くほど一緒。

さて、つぎの一手をどうするかだな。FPGA?GRAPE?Larrabee?

音楽2

人間なんてたかが知れてるもの。生きれば生きるほど、そんな気持ちが強くなってくるような気がする。所詮、世界は意図したようには動かない。何かの結果として、今があるだけに過ぎない。

それでも、まだ、どうしようもなく魅力を感じるひとがいる。それは、無意識にでも前進していきながら、なにかを自ら見出していく人だ。

なぜそう思うのだろう。よく考えたことはない。考えてわかるんだろうか?死ぬまでわからないほうが面白く生きれる気もする。でも最後には知りたいな。

2008年3月4日火曜日

音楽

なんで人間は音楽が好きなんだろう。なんで音楽をできるんだろう。
リズムにあわせて踊ると楽しいじゃん?いやでもそんなの楽しいとは限らない。
音楽自体がなんで意味をもつのか。

いくつか答えはあるだろう。でも大きな要因のひとつは、音楽は脳のなかのいろんな記憶や感覚に"触れる"からだろう。それって意味あるのか?たぶん、あるんだろう。きっと、音楽が好きな人も嫌いな人も、記憶や感覚が呼び起こされること自体が、人間にとって意味を持つことを同意できる、たぶん。

普通に生きていたら、感じられないこと、到達できない場所、そういうところに音楽の力でいけるときがある。音楽では世界を変えれない。でも、音楽で気持ちは変わる。人間はそういう生き物なんだ。頭の中の配線を音でなでて、記憶や感覚をたどっていくんだな。

チャットモンチーの「世界が終わる夜に」を聴きながら、そう思ったのでした。