2009年1月25日日曜日

くし柿ロボット

たまたま夜テレビを見ていたら、くし柿をつくる農家のドキュメントみたいなのがやっていた。

その農家では、忙しい時に、おばあちゃんが睡眠4時間でずっと柿をくしに刺し続けるそうで、普通は男の人がやるんだけど、なぜかおばあちゃんがやっているそうだ。自分だったらねをあげるんじゃないかと思って、えらいなあと思った。

この串に刺す作業は、柿のなかの種に当たらないようにうまくやらないと、だめだそうだ。これはきっとなかなか難しくて、ちょっと修行しないとできない。

でも、こういう作業を、もしロボットができたら、楽だろうなあ、いいだろうなあと、つくづく思った。

たとえば、ASIMOみたいなのの、もっと知的レベルがあがったやつが、産業アシストロボとして、1000万円くらいで買えて、串を刺したり、柿を運んだりするのを手伝ってくれるとする。5年間はだいたい動くことが保障されているとする。1年のラーニングコストは100万円とする。


1年あたりのコストは、300万円。朝も昼も夜もずっと作業できるので、労働力としては、人の2倍、3倍を稼げるとする。しかも、福利厚生などはいらない。労働力の安定供給という利点もある。

この場合、実質、年100万位のコストで人間一人分働けるので、結構いけるんじゃないだろうか。

でも、今はきっとロボットのコストって、ここで仮定したようなレベルとはかけ離れているし、まず、高度な認知処理というのが全然できないので、成り立つわけはない。

でも、まったく不可能とか夢だというレベルでもないというのは、皆なんとなくそうなんじゃないかと思うんじゃないだろうか。

コストは量産すればなんとかなる。また、ロボットの運動性能などは、産業としてまわるようになればどんどんブラッシュアップされていくだろうから問題ないだろう。今問題なのは高度な認知処理ができるかというところじゃないだろうか。

やっぱり脳に当たる部分をつくれたら、波及効果ははかりしれないなと、またふと思ったのであった。

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