2009年8月1日土曜日

国、金、科学 その2

ある日記経由で、面白~いページを発見。

http://www8.cao.go.jp/cstp/sentan/wt.html

2600億だったか2700億くらい投入するという国家プロジェクトの資料。

脳分野の扱いはどうやねんって、適当に資料を見てみると、あんまり扱いが大きくないなあとか、ロボットもあんまり目立ってないなあとか一憂。そう思ってると、ある資料では大きく上げられていたりと一喜。

最近、お金のことばっかりだね。>俺


しかし、この資料というのは、どんなバイアスがかかっているかわからないけど、一応、公開されているものだし、アンケートなんかも取ってるので、それなりにフェアに各科学分野が取り上げられているとすると、日本の科学の状況が一望できる資料になっている。

そういう意味では、今の最先端はどこにあって、各分野がどういう方向を目指しているのかというのを、即座に知るには、なかなかよい。そういう目で見直すと面白かった。

なんか、この予算配分とかを自分で好きにできるシミュレーションゲーム作ったらおもしろいだろうなと妄想。「僕の国家」みたいなやつ。もしあるとしたら、どうお金を配分するだろう。

まず、国家にとって大切なことをなにとするかを考えないといけない。なにがどういうふうに、国家に利益をもたらすか。

そして、日本では、どの分野がもともと強くて、お金をかけたら見返りが得られそうかを知らないといけない。

前者は、その人その人の哲学で、かなり違ってくるだろうな。後者は、その人の持っている情報によって、変わってくるな。各分野の代表のプレゼン次第なところもあるな。

個人的には、工学バリバリ国家にしてみたいなっていう気がする。だって、儲かるし便利になるもの。しかし、他のこともよくよく考えるとどうだろうか。工学のおかげで計測機器が発達して、あらゆる基礎科学にもフィードバック、総じて発達ということになって、結果いい国家になるだろうか。それとも、やっぱり基礎への重心が軽すぎると、短期的な成長しかできず、先細るだろうか。うむむ。

やっぱり、マニフェストじゃないけど、哲学がいるな。世界に類のない工学国家っていうのもいいと思うけど、もうちょっと、世界でどういう存在でありたいのかっていうのを、考えるべきだろな。

そう考えると、シンギュラリティっていうのを軸に組み立てるっていうのも一つの選択かもしれない。散々な成果しか出なそうだが…。

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