2008年1月16日水曜日

目まぐるしい変化

一昨年にGRAPE-DRが登場して、Cellの倍の性能ということで、多いに期待した。でも、たった2年もたたない内に、GPUに追い越されそうである。そのGPUも2年後のLarrabeeの登場で、駆逐されるかもといううわさもある。

これだけ移り変わると、大規模な計算の具体的な計画というのは、2-3年の短期的にしかたてられない。5-10年などの中長期的な計画を建てると、大損こいたり、計算プラットフォームすらなくなっている可能性だってある。

そうなると、既存のコードで生き延びていこうというよりも、将来出現するアーキテクチャをある程度見越して、有効な計算アルゴリズムだけ考えておいて、出てきたらすぐコードに移せるような戦略がいいかなとちっと思う。

今はCellとかGPUいじってるけど、恐らくここで学んだことはLarrabeeで実用に結び付くと思っている。しかし、そのころになると、次のなにかがまた顔を出し始めるんだろう。

次の次は貫通電極だと思っている。その次は、もう全然違うなにか、単電子半導体か光コンピュータか。そしたら10Pflopsが手の平サイズの世界かな。20年内にくるかどうか。未来の人は、そんなもん手に入れて、なんに使っているんだろう。きっと、脳型のアプリがはやってたりするんだと思う。自分だけの個性が手に入っているのかも。

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